こんにちは。資産形成で経済的自由を目指すOLのちゅみです。
突然ですが皆さんは銀行口座をいくつ持っていますか?
お金にまつわる本や記事、Youtubeでは銀行口座は複数もつのが理想的とされています。
新社会人となった方も、そうでない方も、自らお金を稼ぐ社会人としてお金の管理は基本中の基本。
今回は複数の銀行口座を使い分けるべき理由と実例についてご紹介していきます。
Contents
銀行口座は3つに分ける
一般的に3つの銀行口座をもつのが理想的とされています。
30代でセミリタイアを果たした『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド 』の著者によればお金の使い方は以下の3つに分けています。
口座の使い分け方
①生活費
:毎日の買い物に使うお金
今年使う予定のお金
②貯金
:緊急時用の準備金
③投資用
:ポートフォリオ用
緊急時用の準備金は、もし自分が働けなくなった場合などに補填するお金のことです。
この本の著者はかなり慎重派なので準備金は5年の生活費分を用意しましたが、一般的には『月収×3か月分』のお金を用意できればOKです。
ではなぜ3つの銀行口座を使い分けることが良いのでしょうか。
銀行口座を使い分ける理由
『お金が貯まらない人の特徴』
と検索するとさまざまな記事がでてきますが、一つだけ共通して言われていることがあります。
それが、「銀行口座を一つしかもっていない」なんです。
銀行口座が1つしかないと…
銀行口座が一つしかないと
・収支の管理がしづらい
・月に何円残ってるのか管理しづらい
・余裕がなくなると手をつけやすい
・生活費と貯金がごちゃごちゃになる
実際に私もつい1年前までは銀行口座は1つしか持っていませんでした。
私の場合、
・今月は○円で過ごすという目安額を決める
・生活する
・月末の残高を手帳に記す
のサイクルでしたが、収入も支出もすべて同じ口座なので正直収支の把握が全くできていませんでした。
お金を貯める第一歩は収支を1円単位で把握すること。
銀行口座が一つしかないことで収支の把握ができない私の環境は全く健全ではありませんでした。
銀行口座を複数使い分けると…
銀行口座を使い分けると起こること
・収支の管理がしやすくなる
・引き出すハードルが高くなるので使わなくなる
・生活費と貯金が区別されるので
特に銀行口座を使い分けて一番感じたのは貯金のしやすさです。
生活費口座と貯蓄口座を完全に分けることでそれぞれの資産がどれだけあるか把握できるようになります。
金額が可視化されると「もっと金額を増やしたい」と思うのが人間心理なようで、自然と貯金に対する意識が高まり増した。
その結果、お給料が入ったら一定額を貯金口座に振り込むいわゆる先取貯金ができるようになりました。
口座管理はアプリでOK
今ではどの銀行も専用アプリを持っているのでわざわざATMに行かなくても簡単に口座の状況は把握ができます。
それだけでなく、マネーフォワードなどの資産管理アプリを使えばそれぞれの口座の状況が一目でわかります。
無料で使えるものばかりなので口座管理に自信のない方は使うことをおすすめします!
目的別おすすめ口座
銀行口座を3つに分けるうえでおすすめな銀行口座を目的別にご紹介します。
①生活費用:楽天銀行
こんな方におすすめ
- 楽天経済圏で生活する方
- SPUのポイントアップを狙う方
楽天経済圏と言われるだけあってユーザーの生活に密接しているのが楽天サービス。
楽天モバイル、楽天市場、楽天カードに合わせて楽天銀行を使うことでSPUと呼ばれるポイントアッププログラムの対象になります。
楽天銀行のメリット
・楽天カード+楽天銀行引き落としでポイントアップ
・Viberでお金の送金ができる
Viberとは楽天が運営する無料通話&メッセージアプリです。LINE PayのようにViber上の友人には楽天銀行からお金を送金することができます。
楽天銀行のデメリット
・SPUプログラムの改悪が続く
・手数料無料回数が少ない
今でこそ楽天カード+楽天銀行引き落としはSPUポイントアップの対象となっていますが、正直いつ対象外となるかはわかりません。
これまでも楽天でんきの対象外、楽天ゴールド・プレミアムカードの還元率ダウンなど、SPUはここ1年間で改悪が続いています。
楽天モバイル拡大に焦点を合わせたSPUプログラムとなりつつあるのでこの動きは頭のなかに入れておきましょう。
また、ネット銀行のなかでは手数料無料回数が少ないので注意です。
②貯金用:あおぞら銀行
こんな方におすすめ
- 高金利な銀行で貯金をしたい
- なかなか貯金ができない
メガバンクの普通預金金利が0.001%、ネット銀行でも0.01~0/1%というなかであおぞら銀行は0.2%です。
金利0.2%が高いというのも悲しい現実ですが・・・(´;ω;`)
注意ポイント
金利0.2%となるのはあおぞら銀行BANK支店の普通預金だけ。その他有人店舗の支店では金利0.001%となるので開設時に注意しましょう。
また、貯蓄預金の積立方法がユニークなのがあおぞら銀行の特徴。
なかでもデビット積立は買い物すれば自然とお金が貯まっていく仕組みなので、「自分ひとりじゃ貯金なんてできない!」という方にはおすすめです。
あおぞら銀行BANK支店のメリット
・最高水準の普通預金金利0.2%!
・貯蓄預金の積立方法が豊富
・タメになるストーリー記事
あおぞら銀行には「これからの人生を豊かにする"気づき"のあるストーリー」というテーマのもとBANK The Storyというお金にまつわる記事があります。
アプリを開くだけで有益な情報が収集できるのはとても便利です。あおぞら銀行ならではの強みと言えます。
あおぞら銀行BANK支店のデメリット
・他の銀行に比べて知名度が低い
他の銀行に比べるとあまり聞きなれないため、知名度=信頼度と考える方にとっては少し手が出しづらいかもしれません。
③投資用:住信SBIネット銀行
こんな方におすすめ
- SBI証券やネオモバイル証券で投資をしている
- 目的に応じた口座を使い分けたい
SBIグループというだけあって証券会社やその他金融サービスと相性が良いのが住信SBIネット銀行。
代表格のSBI証券や少額投資で人気のSBIネオモバイル証券など、証券会社への入金がとても簡単にスムーズに行うことができます。
住信SBIネット銀行のメリット
・目的別口座を自由に設定できる
・ハイブリッド預金を利用すると毎月利息がもらえる
・手数料無料回数が多い
SBI証券と連携した円預金(ハイブリッド預金)を利用することで毎月利息がちゃりんちゃりんと振り込まれます。
住信SBIネット銀行のデメリット
・SBIグループの証券会社でないと相性は△
あまりデメリットが見当たらないのですが(笑)、グループ外の金融サービスを使おうとすると使い勝手は少し落ちるかもしれません。
まとめ
今回は銀行口座の使い分けについてご紹介しました。
銀行口座は生活費用、貯金用、投資用の3つに分ける
生活費用は生活に密接している楽天銀行がおすすめ
貯金用は普通預金高金利のあおぞら銀行がおすすめ
投資用は証券会社との相性◎な住信SBIネット銀行がおすすめ
正直、生活費用と投資用は楽天もしくは住信SBIネット銀行のどちらを使っても良いと思っています。
なぜならどちらも証券会社を持っているからです。
銀行口座を使い分けることでお金が貯まりやすくなるというのは少し意外だったかもしれませんが、私も使い分ける前と後では明らかに貯まりるようになりました。
開設して用途に応じて使い分けるだけなので、明日からぜひ実践してみてくださいね。