今回はこんなお悩みに答えてきたいと思います。
この記事の内容 ・同棲カップル家計管理方法
・同棲カップル版Zaimの使い方
・パートナーとの家計管理で気を付けるべきこと
記事の信頼性 この記事を書いている私は、2021年1月から彼と同棲をスタート。
現在は、総資産30万・お金に無頓着な彼氏の資産管理をはじめとする家計管理全般を担当しています。
誰かと一緒に暮らすということはそれだけでも大変ですが、なかでもお金の管理はしっかりと行わなければなりません。
お金の管理が苦手なパートナーとの同棲であればなおのこと。
今回は同棲カップルの家計管理事情と私たちカップルが行っているZaimを使った家計管理方法についてご紹介していきます。
Contents
同棲カップルの家計管理方法
家計管理方法を検討するうえで大事なポイントは次の2点。
・どこで、何に、どのくらいのお金を使ったのかが把握できること
・どちらが払ったのかを明確にできること
家計管理の方法はたくさんありますが、私たちが検討したのは次の3つでした。
2人の専用口座を作る
都度割り勘をする
どちらか片方が全て支払い月末に清算
それぞれを見ていきましょう。
①2人の専用口座を作る
1つの銀行口座に毎月お互いが生活費を入金し、日々の支払いはデビットカードを利用するという案でした。
デビットカードは使ったら即座に銀行から引き落とされます。
食費は毎月3万、など生活費の上限額をあらかじめ決めている場合は相性が良い方法です。
しかし、デビットカードの発行は基本的に1枚のみ。
追加発行できる銀行が限られていたり、新たに申し込みが必要だったりと手続きにやや面倒くささがあります。
②都度割り勘をする
買い物後すぐに清算をします。今ではキャッシュレス決済にも割り勘機能があるので、手元に現金がなくても簡単に割り勘をおこなうことができます。
決済記録が残るのであとで「あれ、これ払ったっけ?」となることも少ないです。
ただ、いうまでもなく面倒くさいです。
お金への価値観は人それぞれ。1円単位できっかり請求したい人もいれば、「ここはおごるよ!」など羽振りが良すぎる人もいます。
気持ちはとてもありがたいのですが、これでは家計の管理が正確にできないと思いあやふやになりそうなこの方法は避けました。
③どちらか片方が全て支払いまとめて清算
支払い担当をどちらかのパートナーに一元管理する方法です。
私たちは結局この方法に落ち着きました。
あらかじめ月初に生活費を彼から貰うことで清算を済ませ、その後1か月間の買い物はすべて私がクレジットカードで支払いをします。
もちろん支払い担当でない彼が買い物をしてくれる時もあるのでその際は別途現金で清算をしています。
やや面倒くささはありますが、頻度と金額がそこまで多くはないので許容範囲ということにしています。
クレジットカード支払いの落とし穴
支払いをクレジットカードにすることで、いつ、どこで、どのくらいのお金を使ったかを把握することができます。
しかし、明細にはお店の名前で連携されるのでお金を「何に」使ったのかは分かりません。
例
西友で鶏肉とトイレットペーパーと卵を買い合計800円だったとき
→「西友 800円」と表示される
→どれが食費で、どれが日用品なのか区別できない
そこで家計管理アプリのZaimを利用するようになりました。
【同棲カップル版】Zaimの使い方
同棲カップルにおけるZaim活用ステップは大きく分けると次の4つです。
Zaim活用ステップ
- 予算を設定する
- 銀行・カード・お財布を設定する
- 家計簿をつける
- パートナーと共有する
①予算を設定する
家計管理でもっとも大事なステップと言っていいのが予算設定。
どの項目に、どのくらいのお金を使うのかあらかじめ予算を設定しておきましょう。
②銀行・カード・お財布を設定する
家計簿に連携したい銀行口座やカードがあれば連携設定をしましょう。
手元で現金を管理している場合は「お財布」として手動設定もできます。
クレジットカードを連携すると入力の手間が省ける反面、個人利用の明細も連携されてきますよね。
これは個人、これは家計用・・・と明細を精査するのは大変なので、手動で二人の「お財布」を作成し管理していくことにしました。
例
食費予算が3万円→お財布に3万円と入力
こうすることで、お財布(予算)にあとどのくらい残っているか、つまり残りあと何円を使えるのかがパッと分かるのでおすすめです。
③家計簿をつける(手入力orレシート読み取り)
予算とお財布が設定できたらあとはお買い物をする度に家計簿をつけていくのみです。
ポイント
Zaimはレシート読み取り機能の精度が高いです。品名も自動で読み取り補正をしてくれます。
家計簿をつけていると「あれ?このお金なにに使ったんだっけ?」と忘れることも多いです。
あとから詳細を見返すためにも手入力より品目まで残せるレシート読み取りがおすすめです。
家計簿をつける際は支出元のお財布が選択できます。あらかじめ設定しておいた財布を選択すればOKです。
④家計簿をパートナーと共有する
二人が同じ目線・同じ金銭感覚をもって生活するためにも家計簿はパートナーと共有しておくと良いです。
Zaimでの共有方法はとても簡単。
パートナーにZaimアプリでダウンロードしてもらい、同じ登録メールアドレス・パスワードを入力しログインしてもらうだけです。
Zaimのメリット
実際に使用して思うZaimのメリットはこちらです。
・支出がカレンダー形式で表示される
・レシートの読み取り精度が高い
・金融機関の提携先、過去家計簿の閲覧期間が無制限
支出がカレンダー形式で表示されるのは地味に便利です。
意外にもいつ、なにに、どのくらい使ったのかがパッと分かる家計簿アプリはあまりありません。
また、無料会員でも金融機関の提携先、過去家計簿の閲覧期間が無制限なのも大きな特徴です。
最大手のマネーフォワードでは、無料会員の場合、
・金融機関の提携は10機関まで
・閲覧できる過去家計簿は直近1年まで
と制限されています。
これらの機能を無料会員で使えるというのはzaimならではですね。
家計簿アプリは同棲を始めてからいろいろ試したけど彼との共同資産管理(食費や日用品など)はザイムに落ち着いた。レシート記録がメインなので、品目補正してくれたり読み取りの精度が高いザイムが使い勝手よき🙆 https://t.co/cTPMb8bZxo
— ちゅみ@資産形成×家計管理OL🇯🇵🇺🇸 (@OL32633456) August 22, 2021
現在使っている家計簿アプリZaimから、マネーフォワードへの移行を検討しました👊
できることはほぼ変わらないけど、Zaimのほうが過去からの推移をグラフで見れて便利ということで、Zaim続行となりました❗
色々教えてくださった皆様、ありがとうございました😆 pic.twitter.com/4EZbXWSiw2— まにゃ@投資×節約×ママOL (@manya_mama_) September 8, 2021
Zaimのデメリット
・提携金融機関が少ない
・資産管理よりも家計簿管理向き
もっとも多いのが「提携できる金融機関が少ない」との声です。
とはいえ2020年5月で計1,165もの金融機関と連携できるので、本当にごく一部の金融機関での話と考えて良さそうです。
連携可能な金融機関がやや少ないことから、資産管理よりも日々の家計簿管理に向いているとの声もあります。
実際わたしも、資産管理はかゆい所にまで手が届くマネーフォワード・家計管理はZaimと使い分けています。
同棲カップルが「生活費の管理をおこなう」という観点で見れば、機能がシンプルなZaimの方が向いていると感じます。
えーzaimがヨドバシとの連携諦めとる…なんとか連携できてたし不便してなかったのになー。CSVとかめんどくさ。
— むぎとろ (@PieMojo) August 16, 2021
今月入ってからzaimでSPG AMEXの自動連携ができていなくて、公式見たらリストに入ってなかったのでできなくなったっぽい。
今まで出来てたのに、手動更新めっちゃ不便!なんなの〜!— 千秋 (@snusmumrik2016) July 24, 2021
パートナーとの家計管理で気を付けるべきこと
同棲において「お金」はとてもセンシティブな話題です。
たとえいくら二人の仲が良くても、お金のやり取りがずさんになってしまうと不信感が募りギクシャクしてしまいます。
もしパートナーとの家計管理方法に迷っている方は、パートナーのタイプによって決めてみると良いです。
・パートナーが家計管理に協力的なタイプ→共同財布◎
・パートナーがめんどくさがりなタイプ→片方の一括払い◎
特に後者の場合、伝え方には注意が必要です。
お金の細かい話が苦手な人に「あなたもちゃんと家計簿つけてよ!」と強要してしまうと逆にストレスを与えてしまいます。
家計簿アプリのアカウントを共有しておくだけでも十分効果的です。
センシティブな話題だからこそパートナーとの関わり方には気を付けましょう。
まとめ
今回は同棲カップルの家計管理方法とZaimの使い方をご紹介しました。
やり方はカップルそれぞれだと思うので、この記事を参考に二人に合うものを見つけてもらえると嬉しいです。